四月、社内の資格級みたいなものが公表されて、私は去年と同じところにステイ。
それでもって今この資格級について看過できないことがあって、それは、ある女性(ひとつ年下)の子が私より一個上の階級に居るってこと。逆転されている事実を不意に知ってしまった。(別に隠されているわけじゃないんだけど)
バンコクじゃなく東京でもなく、日本の片田舎で働いていた時の資格級なんて忘れたらいいのに、なぜか私はこのことがここ一週間うまく処理できないでいる。
もちろん私の評価が相対的に低いわけじゃなくて、入社20年にして私よりひとつふたつ上の階級に留まっている女性もたくさんいて(というか男性主体の会社なのでその辺の階級で何十年も留まっているのは珍しくない)
彼女が過分に評価されすぎている(風に思える)ことが私はいやなんだ。
そういう不条理に、今まであまり遭遇してこなかったからかもしれない。
今、私は見えない尺度と戦っていて、結果がすぐには現れない試みに自らを投じてしまった。
だからこそ自分の中でしっかりした尺度(自分で自分を正しく認め、ほめる)を持たなきゃいけないのに、これまでの評価にしがみついて刹那的な安心感を得たくて、でも彼女の存在からそうはできなくて、そこまでわかっているのに彼女に嫉妬してしまう。
どうして「私の選んだ道は正しい」と言えないのか。
どうして彼女を個人攻撃したい衝動が競り上がってくるのか。
なんかまだまだ不安定だなぁ私。
あなた社内の試験を勝ち抜いて駐在員のポストを勝ち取ったんじゃない。十分優秀じゃない、って人はいうけれど。
それは社内での競争の話。
じゃぁ自分の幸せの尺度としてはここに駐在するってことはどのくらいのことなの?っていう。
幸せは自分の心が決める。それは理論としてわかっている。
何が問題かも認識できているつもり。言語化も。
じゃぁそれをどうやって胎落ちさせたらいい?